本を出版するということは、普通の人には非常に敷居が高いと思われますが、この電子書籍出版では出版のための初期費用等はそれほどかかりません。

必要な物はアマゾンのアカウント等で、手続き要領等の細部はアマゾンのサイトを参考にして下さい。

その他に、kindleやスマホで見るならkindleのアプリが必要なだけです。

勿論、編集用のパソコンは必須です。

ワードを使用して書くやり方もありますが、釣り雑誌の電子書籍出版の場合は、結構複雑な作りになるのでワードは不向きになります。

作成の手順としては、私の場合は、当初パワーポイントで原稿を作成し、それから添削をして、実際にパワーポイントに画像を貼り、記事の構成を確認します。

その後、アドビのインデザインを使用してデータを作成します。

なお、このインデザインというソフトはアドビのサイトから契約してダウンロードして使うものになります、パッケージ版はありません。

このソフトを使う理由としては、電子書籍に適した型式にするためで、電子書籍はe-pubという形式のため、この形式でないとアマゾンの登録の際に弾かれることもあるそうです。

また、フリーソフトを使ってこの形式にする方法もありますが、公開されているフリーソフトのバージョンが古く、最新のe-pubの形式に対応していないため、現時点ではアドビのインデザインを使うしかありません。

インデザインで記事を作成するのと同時に、アマゾンの扉絵で使うための表紙も作らなければなりません。

インデザインを使うと先頭ページが表紙になるのですが、アマゾンの扉絵の表紙データも作らないと変な画像が差し込まれてしまうそうです。

電子書籍出版をする際に注意しなければならないのが、釣り雑誌の場合、写真を多く使うので、場合によってはkindleを使っている人がWifiでダウンロードできない場合もあり、そのため極力データを圧縮したり、画像を減らしたり、ページを減らす必要もあります。

私が作成した本では、60ページほどのものでギリギリkindleから携帯でテザリングをせずにダウンロードできる容量でした。

売れる売れないかは別の話として、自分の本を出せるこの電子書籍出版は魅力的なのでお勧めです。(時間は大変かかりますが)